占いを受けるときに必要なのは、咀嚼力です。

親愛なるあなたへ

占いはあくまでアドバイスです。

全てではありません。

最終的な判断は、自分がします。

では、占いを素直に受けて行動することと、占い中毒の人の違いは何なのでしょう。

占い中毒の人は、全ての判断を占い師の人に任せてしまいます。

アドバイスを自分の中に取り込むことがないのです。

余裕がないと、アドバイスをいったん自分の中に取り込むことができません。

余裕がないときは、占ってもらってはいけないのです。

「明日までに100万円用意しなくてはいけないんです、どうしましょう」という人は、余裕がありません。

占い師の人は、金融機関ではないのです。

「占い師」という言葉の綾で、オカルト扱いする人もいっぱいいます。

でも、占い師は、アドバイザーです。

専門知識を身につけたコンサルタント業なのです。

僕たちは、病気になるとお医者さんにかかります。

裁判になれば、弁護士に頼みます。

両方とも、医学、法律の専門知識を持ったアドバイザーです。

医者や弁護士に言われたことは、必ず自分の中にいったん取り込みます。

人生や命に関わってくることだからです。

「こういう薬を飲んだ方がいいですよ」「こういう戦法がいいですよ」というアドバイスに従って素直に行動しても、必ずそのアドバイスを自分自身の中で噛み砕いているのです。

占いも同じです。

大切なのは、咀嚼力です。

占い中毒の人は、何も考えずにゴックンと飲み込みます。

ゴックンと飲み込むから、悪い占い師にダマされるのです。

自分が信じられる占い師と出会える人は、アドバイスを噛み砕くことができます。

与えられた情報を「食べる」という行為では、その人が飲み込んでいるのか噛みくだいているのかは、外からは分かりません。

占い師の人に「こうした方がいいですよ」と進められたら、両方とも「はい」と言って行動します。

でも、占い師のアドバイスが良い運気を呼び寄せることができるのは、アドバイスを自分の中で噛み砕いてから、素直に受け入れる人です。

自分が「この人は」と思った占い師の人に出会ったら、アドバイスを素直に受け入れましょう。

その前に、必ず30回良く噛むことです。

by You