親愛なるあなたへ
自分が面白いな、と感じることには必ずつながりがあります。
他の人にとって、「何でそんなのに興味があるの?」と言われるもの程、興味が強い証拠です。
そういうことには、人は必ずうしろめたさを感じるものです。
うしろめたさを感じる興味は、本物です。
僕は、小さいときにお経に興味がありました。
幼稚園のときに、お経の難しい漢字を一つ一つ練習して写経していたのを覚えています。
何で楽しいのか、という理由は、ありません。
お経を読んでいるだけで、漢字を書いているだけで、仏壇の前に座っているだけで、自分を感じることができるのです。
家族には「小さいのに、なんでお経なんかに興味があるのかねぇ」と言われていました。
目に見えないものに興味があったのは、生まれつきなのですね。
小学生のときの夢は、科学者でした。
非科学的なものだけが好きだったわけではありません。
白衣を着て試験管を振る姿が、本当にカッコイイな、と思いました。
科学と非科学的なもの、両方に関心があったのは、今に始まったことではないのです。
昔の自分を振り返ってみましょう。
それも、何十年もずっと前。
あなたがあなた自身でいられる姿が、必ず、そこにあります。
by You