簡単なことから、始めよう。

親愛なるあなたへ

何かを始めるときには、必ず簡単なところから入っていくことです。

いきなり難しいレベルに挑戦しようとすると、せっかくの興味が薄らいでしまいます。

特に、「面白そうでやってみたくて仕方がない!」ということほど、若葉マークをつけたばかりの初心者が理解できる世界から見ていきましょう。

僕は、生物有機化学を専攻していた大学院時代、NMRという分析機器を扱っていました。

当時、大学院生というメンツもあって、いきなり中級クラスのNMR講習会に参加したことがあります。

しかし、NMRのイロハも知らない僕にはチンプンカンプンの授業でした。

高度な分析機器を扱うことへの興味が薄らいでしまったのです。

その後、初級を受けた同級生から教わったり、実際に計測を重ねるうちに、中級クラスの授業内容が理解できるようになりました。

興味を持ったら、どんなに面白そうでもまずは概論から入っていくことです。

いきなり深いところを求めようとしないことです。

はじめから真髄を求めなくても、志はすり減ったりはしません。

物事の内容よりも、あなたのワクワク感を、大切にしよう。

by You