親愛なるあなたへ
大人になったら現実しか見れなくなるのではありません。
大人になって、現実しか見ようとしなくなるのです。
「現実を見る」というのは、「諦める」という言葉のすり替えで使われます。
「私、諦めたんです」と言うとカッコ悪いから、「現実を見るようになりました」と言うのです。
現実を認識するのは悪いことではありません。
それは、今の状況を把握して、未来へつなげるデータを蓄積する過程だからです。
現実は「見る」ものではありません。
現実というのは、「知る」ものです。
「見る」という行為は、そこで動きが止まってしまっています。
「知る」という行為には、その先があります。
「知ったからこうしよう」という、接続性が生まれるのです。
大人には、現実しか見ない人と、現実を知って夢を持つ人の二種類がいます。
僕は、今も、将来も、ずっと、後者です。
by You