人は、人の「気」を見て育つ。

親愛なるあなたへ

昔は、「人の背中を見て育つ」と言われました。

親父の背中を見て育ち、師匠の背中を追いました。

でも、今の世の中は背中だけを見ている時代ではなくなりました。

時代が動いたのです。

背中を見ている時代は、師匠は何も教えてくれませんでした。

オレがやっているのを見ていろ、という育て方です。

質問も受け入れられず、とにかく師匠のやっていることを真似しながら極みの世界をつかんでいくのです。

でも、今そのやり方は時代遅れです。

今は、言葉を使って育てていく時代になりました。

でも、言葉を使えば人が育つのかといえば、そうではありません。

人は、学びたいと思う人の言葉を受け入れて成長するのです。

それが「言っていることが腑に落ちる」ということです。

背中を見て成長した時代の「こういう感覚なのか」というのと一緒です。

人は、そのために相手の「気」を見ます。

本気で成長させてくれるオーラが出ているかどうかを感じるのです。

言葉という道具を使えば育てるのは簡単だろうと思うのは大間違いです。

オーラが出ていない人がいくら言っていても、口先だけだな、で終わってしまいます。

言葉という壁が一枚あるから、人は相手の気をもっとよく見るようになるのです。

今は、「この人から学びたい」という選択の目が、背中を見る時代よりもずっと厳しくなっています。

現代は、本気の言霊で相手を育てていく時代に入ってきているのです。

by You