親愛なるあなたへ
僕は自由に生きたいと思ってきました。
社会に出てからそう思ったのではありません。
ずっと前から思ってきたのです。
小学生のときからです。
小学校の卒業アルバムにそのことが書いてあります。
大学生でアルバイトをしていたとき、どこかに属さずに、こんな風に生計を立てられないかな、と考えていました。
生まれ変わる前にも、そんな風に考えていたのです。
社会に出てみたら、厳しかった。
学生時代に想像しているよりもずっと厳しかった。
おそらく、一つの会社で一生勤め上げるという心の支えを持たずに自由な生活に飛び込んだら、潰れていただろうと思います。
でも、今している生活は、僕が学生時代に想像したこと、そのものです。
ああ、こういうカンジ、という感覚です。
求めていたのはこれこれ、という想いです。
社会人になると何だか自分は上の立場になったような気がして、学生たちに教え諭したくなります。
学生の理想論では生きていけない、という教えです。
でも、そんなものは幻想なのです。
社会人が学生に伝えなければならないのは、社会の荒波を越えていく実践的なアドバイスです。
社会に出る前の思いは、決して甘ったれた理想論なのではありません。
それを信じて、社会に出てから実践すればいいことなのです。
by You