ワザと手を抜く技術を、身に着けよう。

親愛なるあなたへ

完璧主義者の特徴は、続けられなくなることです。

ズボラな人の方が、意外に根気強いのです。

一つ一つの物事をしっかりやり遂げることは大切です。

でも、自分が完璧主義に近づいてきたなと思ったら、バランスを取ることを考えなければなりません。

そのときは、ワザと手を抜いてみるのです。

炊事だったら、今まではシンクまで洗ってピカピカにしていたけれど食器を少し残した状態で放っておいてみる。

今の元気さからいうと全然片付けられるけれど、そこをあえて放っておいてみる。

すると、自分がラクになります。

次につながるエネルギーが生まれます。

手を抜く練習をしていくと、他のところにも影響が出ます。

でも、それは後でまた修正していけばいいのです。

完璧主義で怖いのは、キッチリしていると周りが確実に評価するから「今まではできていたのにどうしちゃったの」という言葉を恐れて、自分の首をしめてしまうことです。

手を抜くのは全てがいけないことではありません。

それは、許すということです。

許しには、練習が必要なのです。

全てをこなす前に大切なのは、自分を許してあげられる器を持つことなのです。

by You