親愛なるあなたへ
建物には天井があります。
そのときは「自分は閉ざされた空間にいる」と認識します。
もし建物に天井がなかったら、「開いている」と考えます。
次に、建物から出ると外に出たような気分になります。
「空が見えるし太陽も見える。地球は宇宙空間に浮いているんでしょ」と思います。
でも、それが頭で分かっていても人は空を天井だと考えているのです。
理屈では空は宇宙を突きぬけてどこまでも果てしなく続いているように思います。
でも、頭で分かっていても、心の中では「空」という天井を作ってしまっているのです。
そんなバカな、遠い彼方の太陽や星が見えるじゃないかと思うかもしれませんが、太陽も星も空という閉じられたキャンバスに描かれた絵のようにしか捉えていないのです。
空という天井を取り払ってみましょう。
僕は最近、空が開いているように感じるようになりました。
すると、地球という星が急に一つの建物のように感じます。
屋根が取り払われた「宇宙船地球号」です。
すると、宇宙に広がる無限の可能性の予感がします。
今まで天井だとすら認識しなかったものを、一度取り払ってみることです。
可能性は、そこから生まれます。
by You