親愛なるあなたへ
グレーゾーンが生み出すものは快楽だけではありません。
グレーゾーンはチャンスも生み出してくれるのです。
僕は今度契約社員になったので、会社の就業規則に従わなければなりません。
就業規則には「二重就業の禁止」が掲げられています。
会社の許可なく事業をしてはいけないという決まりです。
いわゆる「就労」だけではなくて、講演や講師、執筆活動も該当します。
このあたりが実はグレーなのです。
何を事業と取るかはかなりの幅があるからです。
例えば、僕は独立して成功するためにメッセージを発信し続けています。
自己満足用に「はてなダイアリーブック」を利用して、記事を一年分ごとに製本して部屋に置いてあります。
友達には「僕の本だよ」と言ってプチ自慢をしています。
でも、これを執筆活動と取るか余暇でやってるブログの更新と取るかは、微妙なところです。
製本したといっても正式な出版物ではないし、個人的な思い出づくりとも取れなくはありません。
これはグレーといっても白に相当近い部分です。
もう少し濃くなったケースで金銭の授受があったとしても、それが正式な事業なのか趣味に毛が生えた程度のものなのかは、これまた微妙なところです。
手伝ってくれたお礼を知り合いが渡しただけかもしれません。
つまり、発展するための自由度を大切にしようということです。
自由度を大切にするためには気づかなければなりません。
どこにグレーゾーンがあって、グレーゾーンの自由度がどこまでなのかを認識するということです。
何でもかんでもやっていいのではありません。
そのために規則で大枠が決めれられているのです。
法律が幅を持ったものであるのは世の中が発展するための確信犯的な行為です。
逆に言えば、完璧な法律など作れないから、そこに発展の余地があるのです。
グレーゾーンはあやふやにして混乱させるためのものではありません。
人類が永久に進化するためにあるのです。
グレーゾーンをチャンスと見るかどうかは、自分次第です。
そんなのズルいと言っているだけでは進化することはできません。
ズルいというのは正統性を主張しているのではなくて、言い訳なのです。
チャンスをつかもうという飽くなき探求心に、神様は上手に着地点を示してくれるのです。
by You