親愛なるあなたへ
人が悩むのは、今自分がしていることに価値があるかどうか疑問を抱くからです。
価値があることが分かれば悩むことはありません。
価値があるんだという強い思いがあれば、どんなに大変でも乗り越えていくことができます。
全ての経験には価値があります。
価値があるのですけれど、それになかなか気づかないのです。
気づかないのは気づく能力が欠けているからではありません。
物語になっていることが分からないだけです。
今自分がなぜここにいるのか、なぜこういう経験をしているのかは、過去を振り返れば必ずつながりがあります。
多かれ少なかれ、誰しもそういう経験があります。
自分の歩いてきた道が結局今の環境を作り出していることが分かるのです。
前を向いて進んでいないと、今この一瞬が物語になっていることが分かりません。
これはもったいないことなのです。
後で振り返って「ああ、ああいうことがあったから今があるんだな」という経験があるのであれば、そういう現象が今この瞬間も起こっているのだと意識するのが大切なのです。
今の行動、言動、意識が未来を作っていくことが分かればこっちのものです。
僕は、今度7社目の転職を予定しています。
転職先はセールスプロモーションを行う企業です。
商販イベントで行うトーク活動です。
将来講演活動をする僕にはうってつけのステージです。
まるで計画されたように進んでいるように見えますが、全然違います。
セールスプロモーションの会社にいきなり応募できたのではありません。
携帯電話の販売営業をしている中で、最初の店舗でこの活動に出会いました。
でも、そのときは「楽しそうだな」「すごいな」と思っただけでした。
次に、異動先の店舗でタイムセールのトーク活動をする機会に恵まれました。
現場主義によくあることですが、研修などありません。
「やってみろ」の一言です。
やってみると、これが意外にうまくいきました。
楽しいなと思いました。
それがスイッチになったのです。
最初の店舗では人が足りていたので、新人がタイムセール活動をする機会には決して出会うことはありませんでした。
異動先で人手が足りなくて、不可抗力でしたことがキッカケになったのです。
世の中、どこにチャンスが落ちているか分かりません。
神様はあなたが今やっていることの答えを教えてくれるのではありません。
答えではないけれど、未来の伏線であることをいつも語りかけてくれているのです。
そういう意識で世の中を見渡せば、見なれた日常生活は、実はチャンスの宝箱なのです。
by You