親愛なるあなたへ
僕は先日、新しい職場で内定を頂きました。
今回の面接では運命の出会いが待っていました。
新しい師匠との出会いです。
僕の次の師匠は、会社の社長さんです。
面接当日、はじめのうちは採用担当者の方と話をしていました。
どうしてそういう流れになったのか分からないのですけれども、仕事や自分の夢の話題から精神や意識の話、そして僕が記事に書いている内容に触れる機会がありました。
すると、担当者の方が急に呼ばれてどこかへ行かれました。
戻ってきたときには私服の恰幅のいい方が一緒でした。
「我が社の社長です。今日休みだったのですが、たまたま来られてるんですよ」
「こんな恰好で、申し訳ない」
すごい展開にビックリしていたら、それを察知してくださったのか、担当者の方が「普通はこの段階で社長がお話されることはないんですよ」と笑っていました。
「君も気づいているとは思うけど、ここの部屋、奥まで声が丸聞こえなんだよね」
お話した瞬間にピンときました。
きっと前世でお会いしたことがあるんだなと思いました。
話はいきなり核心へ。
「読書が好きってことだけど、どういう本が好きで、どこに感銘を受けたの?」
僕は最近読んでいた松下幸之助や稲盛和夫会長の経営哲学の話をしました。
「その中で一番感銘を受けたのは?」
「信念を持って突き進めば、宇宙が必ず応援してくれるということです」
すると深く頷かれて「僕は松下幸之助の経営哲学を目指しているんだ」とおっしゃっていました。
「君の話を奥で聞いていたけど、賛同できるところとそうでないところがある」
「賛同できないところがある」というのはダメ出しをされているのではありません。
一企業の社長が、僕に対して対等に意見をぶつけてきてくださったのです。
ものすごいことになったなと思いました。
「僕が独立したとき、君と同じことを考えていた。君が求めているものが、うちにはある」
この人の言うことを聞こうと、思いました。
この日の面接は、就職試験というよりも魂同士の会話でした。
就職活動をすると面接は戦争のように感じます。
面接会場には怪獣がいて、その怪獣を倒さなければならないと考えています。
特に学生時代は面接官や役員は自分の人生を決める閻魔大王のようなイメージを持ちます。
でも、面接会場は本当は出会いの場なのです。
しかも、ものすごい神様との出会いです。
面接会場にいるのは、あなたにとっての運命の神様なのですね。
p.s.
社長が「僕は社員に普通こういう話はしないのだが、『中観』『空』という言葉を調べてみなさい」とおっしゃっていました。
調べてみると、僕が記事に書いている「究極の問い」に一致しました。
魂の共鳴ですね。
p.s.2
履歴書がラブレターのように筆が進むので「この会社だな」と実は思っていました。
意識で先にご挨拶させていただきました。
社長がたまたまあの日あの時間に来られていたのは、偶然ではなく、運命です。
by You