親愛なるあなたへ
僕の最近の趣味はお風呂で一人講演会を開くことです。
シャワーを浴びながらひたすらしゃべり続けています。
鏡の前に立って表情をチェックしたりしています。
完全に未来の話なのに、「この表情で相手に伝わるかな。もっとこうしたらいいんじゃないか」なんて真剣に考えています。
僕は普段から独り言が多いので何とも思わないのですが、常識からすると変わっているのでしょう。
でも、こういうのが実は大切だったりするのです。
子供は「ごっこ遊び」が大好きです。
鬼ごっこ、電車ごっこ、お花屋さんごっこにおままごと。
子供たちはそうやって純粋な感性を育てていきます。
遊ぶことで感覚を磨き、たくさんのことを学んでいくのです。
大人になると遊ぶのが苦手になります。
大人のたしなみと言いながら夜のお店を本気で楽しめる人が何割いるでしょう。
大人の遊びは子供の時には味わえない一つの価値です。
十二分に堪能できるのはこの上ない生き甲斐です。
ただ、本気で楽しめない大人もいるのです。
それは夜のお店がいけない、つまらないのではなくて、その人が遊び方を忘れてしまっているだけなのです。
せっかく初体験ができたのに、楽しみ方を忘れてしまったのはちょっと切ない。
大人になってからこそ遊び方・楽しみ方を大切にしましょう。
楽しみ方を学ぶと、人はあらゆることを遊びに変えることができます。
遊び心を見つけることができるのです。
レジャーや趣味だけではありません。
仕事に遊び心を持ち込むこともできるのです。
成功者にとっては仕事と遊びの区別がありません。
「仕事は遊びじゃないんだ」というオヤジの理屈は、ハッピーな人々には通用しません。
人生が楽しくてしょうがないからです。
運命を楽しいものに変えたければ、大人になった自分に遊びを大いに勧めてあげればいいのです。
by You