親愛なるあなたへ
哲学を語る人は世の中にいっぱいいます。
精神論者や神学者は山のようにいるのですけれども、みんながみんな幸せなわけではありません。
哲学を語る人には、幸せな人と疲れた人がいるのです。
疲れた哲学者なんているのかと思うかもしれませんが、本当にいるのです。
しかも、世の中は疲れた哲学者を本物だと思いやすいのです。
疲れた哲学者は俗物を排除します。
「悟りを開くために滝に打たれなさい」と言います。
決まり文句は「世の中、金じゃない」です。
哲学はいったい何のためにあるのでしょう。
何のためにあるのか考えないから、学問だけが一人歩きしてしまうのです。
全てのものは目的があって存在すると言いました。
学問も例外ではないのです。
学問は何のためにあるのか。
それは、みんなが幸せになるためです。
人類の豊かさに貢献するために学問があるのです。
科学があり、芸術があり、哲学があるです。
哲学は悟りを強要するものではありません。
哲学は、この俗世界で心身ともに豊かになるために神様が用意してくれたテキストなのです。
幸せな哲学者はお金を大切にします。
豊かな生活もするし、セックスライフだってめいっぱい楽しみます。
俗世界で生きていることが楽しくてしょうがありません。
僕は目に見えない世界の話をしますけれども、言ってることはこの俗世界でいかに成功するかです。
物質で溢れるこの世でどうやったらみんなが幸せになれるかです。
哲学が日常生活と無縁なものだという幻想は捨てましょう。
毎日を楽しく過ごすための話だと思えば、哲学はお堅い話でもおかしな話でもないことが分かるのです。
by You