少し上を望めば楽しいですよ。

親愛なるあなたへ

どんなことでも楽しくなる魔法があります。

それは、少し上を目指すことです!

挫折したり苦しくなるのはすごい上を目指すからですよ。

受験に受かりたいとか就職決めたいとか、そんな雲の上を目指しちゃダメなんです(笑)

目標があるのは素晴らしいんですけど、道中楽しくないですよ。

楽しみたかったら今よりちょっと上を目指すんです。

解けなかった問題が解けたとか履歴書がキレイに書けたとか、そういうことに満足するんです。

燃え尽き症候群っていうのは途中が楽しくないから起きるんですよ。

それで、ここからは親御さんに耳の痛いお話です(笑)

おそらく非常に痛いと思います。

特に、子供が受験とか就活とかうつとか引きこもりに直面している親御さん。

受験や就活を本当に楽しそうにやっているならいいですよ。

ただ、ほとんどは親子関係がうまくいかないか、うつや引きこもりになっているかのどちらかなんです。

目に見て分かる場合ならいいんですけど、一番危ないのは自分の子供がいい子だと思っているパターン。

世の中にはホントにいい子っているんです。

いい子は親の言うこと何でも聞くから親はそれで家庭円満だと思っている。

ホントにいい子は、本人に聞いても「大丈夫だよ」って言うんです。

ただ、ここに挙げた子供さんは、みんな苦しんでます。

人ってちょっと上を望んで何かをするってすっごい楽しいんです。

それを、勉強し出したと思って火がついちゃう親御さんがいるんです。

「どう順調?」とか「楽しみにしてる」とか言っちゃう。

そんなこと言ってないって思うかもしれないけれど、ケーキの差し入れしませんでした?

いや、差し入れが悪いんじゃないんです。

いけないのは子供への期待なんです。

せっかく本人が楽しいのに、もっともっとを望む。

英単語何個覚えたとか、方程式解けたって親に嬉しく話しかけてくるのに、「さあ、もっと」「時間がない」ってやるんです。

「あとどれくらいだ?」って管理までし出したら、重症です。

口に出さなくても、態度でやる。

子供がせっかく楽しくやってるんだから一緒に喜んであげればいいんです。

愛のフリして期待というプレッシャーをかける。

それで子供は苦しむ。

どうしてかというと、期待に応えなければ親の愛を受けられないように思うんです。

捨てられるんじゃないかと思うんです。

「まだ決まらないのか」とかそういう暴言もとんでもないんだけど、子供の良心を利用するのがもっととんでもない。

子供はダメだったら親がガッカリするだろうなと思うんです。

子供は親を信頼してるからガッカリさせたくない。

気持ちの優しい子は特に。

親を傷つけたくないんです。

そういう純粋な気持ちも顧みず、親はガッカリした顔して子供をすごく傷つける。

しっかりしてる子は「親に食べさせてもらってるんだ」とかで責任感で潰れちゃう。

責任感の強さを親が利用するんです。

それでこういうことに親は気づかない。

お受験とかお稽古事の世界ってすごいんです。

将来のためにやらせてるっていう親もひどいんですけど、問題は子供がやりたがってるからやらせてるって言う親。

「お前がやりたくて始めたんだから最後までやれ」「そのためにお金も出してるんだ」

これも口で言ってないって言う人いるんですけど、無言の圧力をかけるんです。

子供は始めやりたいって言ったのかもしれませんよ。

それでも子供はそれが嫌になったんですよ。

それなのに無理矢理やらせるって、いったいそれは何なんですか?

教育のつもりですか?

もしかしたら子供はホントに好きだったのに親御さんのプレッシャーが原因かもしれないんですよ?

途中でやめたって全然いいじゃないですか。

だって親御さんだって最後まで続かなかったものいっぱいあるでしょう?

途中で嫌になったものいっぱいあるでしょう?

かけたお金が無駄になるって言いますけど、結局お金なんですか?ってことです。

「いくつもやったんだから、一つくらいモノにしてくれ」って、普段はお金より愛だとか言ってるのに、そういうときだけお金なんですか?

結局、最後までやらせようとするのは「自分が偉いんだ」っていうのを確認したいだけなんですよ。

自分が指導することで上手くなった、合格した、優勝したっていうことで自分の劣等感を隠そうとしているだけです。

差し入れするのも同じですよ。

自分が関わることでこの子が上手くいったんだって思いたいんです。

うちは子供を寮に入れてるとか離れてるから関係ないって言う人、います。

でもそれも同じなんです。

親の影響ってすごいんです。

いい子ほど親の影響を受けるから、どんなに離れていても子供は自責の念で苦しみます。

離れて自由になれたと思っても、自由になった自分を責めるんです。

こんなに自由に楽しくしてたら親が悲しむって。

ホントにひどい親になると「こんな風になって父さんや母さんは悲しい」って言うんです。

いい子は自分を罪人みたいに思って潰れていっちゃうんです。

子供は自由にやりたいだけなんです。

子供はあなたの奴隷なんかじゃないですよ。

子供に期待なんかしちゃダメです。

親が子供に期待するのは当然だって言うんですけど、それ分かりました。

別に期待してもいいですよ。

ただ、あなたは子供が苦しむのと自分の満足とどちらを取るんですか?

自分の満足を取るのだとしたら、子供は苦しむと思ってください。

それは愛じゃないですよ。

子供が安心して楽しくなるのが愛なんです。

それだけ分かってください。

僕がこれだけ厳しく言うのは、親御さんご自身が不幸になるからです。

子供も苦しいんですけど、自分も確実に不幸になるから言ってるんです。

どうしてかというと、自分の言うこと聞かしていると子供はいつか自殺します。

それで、言うこと聞かずに子供が自分を表現し始めると、楽しそうな姿が必ず憎くなるんです。

自分の思う通りになってもならなくても不幸になります。

だからもうやめましょう。

不幸になることありません。

人間は幸せになるために生きているんです。

キツい表現もいくつかあるけれど、本当に大切なことなので書きました。

by You