人が幸せにならなければいけない理由。

親愛なるあなたへ

人間は幸せになるために生まれてきました。

幸せになるのは権利ではありません。

幸せになるのは義務なのです。

どうして義務なのでしょう。

それは、自分が幸せになるとこの世から不幸な人が一人いなくなるからです。

世の中の不幸のもとは相手に幸せを求めることにあります。

自分で幸せになってしまえば、不幸は消えるんですね。

不幸だと人をいじめたくなります。

いじめというのは嫉妬心から生まれます。

自分に劣等感があるといじめが起こる。

嫉妬ってやっぱりすごいんですよ。

嫉妬は女偏が二つもついてるから女性のするものだと思ってますよね。

確かに女の嫉妬はすごいんです。

でも、男の嫉妬がこれに輪をかけてすごいんですよ。

意外に思うかもしれませんけど、仕事とか出世、経済力に関しては男の嫉妬の方が上なんです。

そして、嫉妬をする最も意外な相手を紹介します。

それが、親です。

え、そんなことあるのって思うかもしれませんが、これがあるんです。

僕も色んな人を見てきたから分かるんですけど、子供に越えられると親って嫉妬するんです。

しかも特別なことではありません。

容姿がよかったり、知識があったり、才能があったり。

ほんと些細なことです。

どうしてそんなことに嫉妬するのか。

それは、自分がその子の親としてふさわしくないと思っているからです。

それでも自分が立派だと思われたい。

親はいい子を望みます。

特別な子を望みます。

それは、自分が優秀な子の親であるという肩書が欲しいんですね。

みんな気づいてないけど、そうなんです。

だから勉強でも何でも口うるさく言う。

あの子に負けちゃダメだよとか、もっと頑張りなさいって。

それは子供のためだって言うけど、本当は自分のためなんです。

子供が社会で生きてくために必要だっていうけど、本当はウソなんです。

いい学校出なきゃ社会でやってけないって、本当ですか?

才能の一つでも磨かないと幸せになれないって、本当ですか?

それは、いい学校出なきゃ社会でやってけないとあなたが思っているからですよね。

特別な才能がなきゃ幸せになれないとあなたが思っているからですよね。

つまり、自分に自信がないんですよ。

どんな状況でも生きていけるという自信がないんです。

どんな状況でも幸せになれるという自信がないんです。

これを劣等感と言うんですよ。

それで、その劣等感を子供で晴らそうとする。

その憂さ晴らしを、あたかも「あなたのため」という愛情で出してくる。

優秀な子を育てたという満足が欲しいんです。

いい子の親であるという肩書が欲しいんです。

これが親子関係で不幸になる一番のもとなんですよ。

それで、自分はホントに心からいい子を望んでるんだっていう人も、その子が自分の望まない道で輝き出すとすごく悔しいんです。

楽しく生きているのを見るのが何故か悔しい。

劣等感のある親ほどそうです。

人の嫉妬心って面白いんです。

自分と比べてすごく上の人に対しては嫉妬しないんですよ。

ちょっと上の人、手を伸ばせば届きそうな人に嫉妬する。

だから娘の容姿に嫉妬するお母さんだとしたら、娘がアイドルになってしまえば全然問題ないんです。

自慢の娘だとかって言う。

だけど、そこらじゃ有名な看板娘だとか、学校で一番モテるとかだととたんに嫉妬するようになるんです。

男の場合もそうですよ。

年収300万の人は年収10億の人に嫉妬しないんです。

それが、年収1000万の人には敵意むき出しなんですよ。

嫉妬ってやっぱり怖いんです。

「人生の三大奥義」の第三法則にも書いたように、嫉妬した本人に全部返ってくるんですけど、それでも怖いものなんです。

だから、そういう人からは離れましょう。

ご縁がある人だとしても、いったん離れるんです。

離れて、自分がメチャメチャ大きくなって相手が届かないレベルまで到達してからまた会えばいいんですよ(笑)

本当ですよ。

これが一番間違いありません。

それで、離れられた人は自分のことをよく考えてみるんです。

そうしないと今度は別の人に同じことを繰り返す。

一人目の子供に逃げられたら二人目、三人目って。

子供って、親にとっての「獲物」なんですよ。

みんな気づいてないけどそうなんです。

子供だけじゃないですよ。

旦那さんだったら奥さんとか、姑さんだったらお嫁さんとか。

上司だったら同僚とか部下とかね。

どんなときもそうなんだけど、劣等感を晴らす相手は自分より弱い立場の人を選ぶんです。

そうやって次、次、次っていく。

すると相手も自分も不幸になる。

それでやられた相手は同じことを下にまたやるんです。

どっかで気づかないと永遠に悪循環を繰り返すんですよ。

これを因果が巡るというんです。

因果は断ち切らなければいけません。

因果を断ち切る勇気を持つことです。

自分がやられてたのに頑張るのは損だって思うかもしれないけれど、頑張ったあなたは必ず幸せになれますから。

魂も成長します。

神様も褒めてくれます。

ずっとやってる相手は憂さ晴らしができてよさそうだけど、後で必ず自分に返ってくるんですよ。

絶対逃れられない試練がやってきます。

これは信じなくていいですけど、死んでから地獄で苦しんで、さらに来世とんでもないことになるんです。

でも、神様は劣等感がある人をいじめようとしてるんじゃないんです。

気づかせようとしている。

全ての人が幸せになるように、道を示してくれるんです。

他人に幸せを求めるのはやめましょうね。

あなたはそこに今いるだけで価値のある存在なんです。

それは神様が知っています。

それで本当はあなた自身、あなたの魂も知っているんです。

だから、安心して自分を大切にしてくださいね。

by You