無条件に助けるのが、愛。

親愛なるあなたへ

哲学で愛って難しく書いてありますよね。

アガペーがどうのとか昔世界史でやりました。

でも全然分かりません(笑)

勉強嫌いだったんですね(笑)

本当はものすごく深くて真理を突いてると思うんですよ。

ただ日常生活ではあまり役に立たないかな。

日常生活で役立つ愛っていうのはものすごくカンタンです。

それは無条件で助けるということ。

理屈がいらないんです。

ご飯食べてないんだって言ったら「これ食べな」って出してあげる。

辛いんだって言ってたら「辛かったね、大変だったね」って言ってあげる。

それを、愛のない人はどうしてご飯を食べれないのか聞きまくる。

そういう人は自分が納得したいだけなんですよ。

相手を助けるのは二の次なんです。

相手のことを思ってるんだって言うけれど、それは二の次なんですね。

ここからかなり厳しい話をします。

世の中の親御さんは相当耳が痛いかもしれません。

子供のために一生懸命何かをしているっていう親御さん、頑張って聞いててくださいね。

僕は今親からお金を借りています。

それをある人に言ったらこう言うんですね。

「どうして親から借りたの?普通はプライドがあって借りないよ」

この人は自分の好きなことをするためには親からお金を借りないのが筋だと思ってるんですね。

自分の意見を持って好きなことするには自分の力だけでやるものだ。

それが美徳だと思ってるんです。

これを僕は愛がないと言ってるんです。

どういうことかというと、その人は今度自分の子供ができたときに同じことを言うんです。

お前がそんなこと言うならお前の力でやりなさいって。

どうしてこんなことが起こるのか。

それは、助け舟を出すことで自分の言うことを聞かせようと思ってるんです。

だからそう言うんですよね。

そんなこと思ってないっていう親御さんいたらよく聞いてくださいね。

もしあなたが手助けして、お子さんがあなたの意に反する人生を望んだら絶対反対しますから。

よく、ものすごく苦労して子供を育てたって言う人いるんですけど、血のにじむ苦労をしたら子供を奴隷にしてもいいんですかってことなんですよ。

何を言いたいのかというと、助けるというのは無条件なんだよってことなんです。

子供って親の助けを求めてるんです。

もし自分の力だけでやるって言うお子さんがいたら、それは親御さんが過保護にし過ぎたからですよ。

つまり、助けを求めても子供は助けがほしいわけじゃないんですね。

親の愛が欲しいんです。

自分を尊重してほしい。

それで苦しいときに味方になってほしい。

だって信頼しているからね。

子供はいくつになってもどんなにひどいことされても親を信頼したいっていう心が働くんです。

どんなに嫌って憎んでも、心の奥底では信頼したいって心が働くんです。

そして感謝している。

成熟すれば人は感謝を覚えるから。

嫌いで憎くてどうしようもない苦しみを乗り越えて感謝しようと頑張っている。

いい子ほどそうなんです。

ひどい親はその信頼と勇気を無視して子供を傷つける。

愛情という名の暴力を振るうんです。

子供ってバカじゃないんですよ。

親が何を考えてるか分かるんです。

深層心理を見抜くんです。

子供が親を見る感性は神の領域だからね。

自分が親にやられてたって人、います。

その人は自分がやめればいいんです。

子供に同じ思いをさせない。

そうすれば魂が成長します。

現実的な問題もあるじゃないかって思うかもしれないけれど、そんなのは覚悟がないだけです。

覚悟がないと愛は生まれません。

「好きなことしな。戻ってきたら一生食わせてやるから心配するなよ」っていうのが本当の親の愛なんですよ。

それを自立できるか心配ばっかりしている。

過保護にしている。

そのくせ自分の言うこと聞かないとすぐ怒鳴って勘当だとかいうんです。

それがどれだけ子供を傷つけてることか。

とんでもないことですよ。

何故そうするかというと親御さんに自信がないんです。

自分に本物の自信があるのだろうかって考えたことがないからですよ。

子供は親のことをよく見ています。

その親を見て真似するんです。

だから親に本当の自信があれば余計な心配や期待なんかしなくても立派に育って社会でやっていけるんですよ。

いいですか、子供にとって親の力は絶対なんです。

親権って言いますけど、そのくらい強力な権力があるんですよ。

親からお金借りてる身でこういうことを言うのはカッコ悪いですよ。

でも、誰かが言わなきゃいけないんです。

みんな子供の頃はそう思ってたのに、親になる頃には周りに染まって気づかない。

僕は親になっても同じことを言うんです。

子供が生まれても同じ覚悟を持つんです。

それは、「覚悟とは何か」を神様が経験させてくれたから。

もちろん何でも甘やかせとか子供の言いなりになれって言ってるんじゃないですよ。

無条件って言ったって、怪しい人に無防備になれっていうことじゃないんです。

ただ愛とはそういうものだよってことです。

人は親を選んで生まれてきます。

親は子供を育てて偉いと思うかもしれないけれど、本当は子供に育てられているんです。

親というのは非常に未熟な存在です。

子供は親を助けるために生まれてきます。

僕に子供が生まれたら、僕は子供とそういう風に付き合うんですね。

ああ、僕を育てるために生まれてきてくれたんだって。

だから前書いたように「神様がお前を授けてくれただけで最高に幸せだから」って言えるんです。

これに気がつくために人は子供を育てるんですよ。

子供が障害認定を受けて苦しむ親御さんいらっしゃるんですけど、それはあなたがその子を育てられる素晴らしい魂の持ち主だから、あなたを選んで生まれてきたんです。

だから大丈夫ですよ。

僕たちの魂は愛の結晶なんです。

だから、生まれた通りの愛で生きれば、それが正解ですよ。

by You