商売の本質は、伝えたいという熱意。

親愛なるあなたへ

商人は物やサービスを売るのが仕事です。

それが使命なんですけど、実は相手からお金を取ろうっていうことではないんです。

もちろん儲けを考えてるんですよ。

でも絶対に無理強いをしないんです。

無理して売るのはプロじゃありません。

無理強いするのは自分の商品に自信がないんですね。

他社に取られまいとガッツく会社は自分の商品に自信がないんです。

自信がない上に売りたいから見せ方を色々変えます。

もちろん、見せ方ってすごい大切なんですよ。

いい商品だから売れるだろう、じゃないんです。

世間に知ってもらわなければいけない。

商人にはいいものを広める使命があるんですね。

そのために見せ方工夫したりセットで売ってみたりするんです。

そんなのいいんですかって、お客さんにとっていいものだからたくさん売るんですよ。

ハンバーガー頼んだときキレイな店員さんに「ご一緒にポテトもいかがですか」って言われたら買っちゃうんですよ?(笑)

売りつけられたとか思わないでしょう?

ハンバーガーとの相性がベストマッチだから相手は勧めるんです。

それでこの店員さんカワイイなとか思うからこっちは買うんです(笑)

お金取ろうってんじゃありません。

売上はガッツリ上げるんですよ。

でも、お客さんにとって本当にためになると思ってるから売るんです。

こういうプロ意識が勘違いされるは、詐欺師が騙すためのテクニックとごっちゃにしてしまうからですよ。

技術は技術なんです。

いいも悪いもありません。

世の中に知らせるための手段なんです。

詐欺師ばかりが頑張って使ってどうするんですか。

詐欺師が頑張ると相手は不幸になるんですよ。

真っ当なお金儲けは相手を幸せにするんです。

だから、真っ当な商人だってしっかり手段を使わなければいけません。

ただ、こういう手段が正当なのは自分の商品に自信がある場合なんです。

自信がないのにごまかしてても、お客さんは必ず見抜きます。

見抜かれてるのにごり押しするからあそこは詐欺だってなるんです。

僕の経験上の話ですよ。

もちろん当事者ではないんですけど(笑)

販売でも営業でも、成績上げるのは優秀な人じゃないんです。

中にはテクニックで上げちゃう人もいるんですけど、そういう人のお客さんって絶対楽しそうな顔をしていない。

お客さんを幸せにできる商売は、自分とこの商品やサービスに惚れ込んでる人ができるんです。

良さにとことん惚れ込んでる。

だから相手に魅力が伝わるんです。

自分とこの商品に自信がないのに売るなんて、ホントはできないんですよ。

だから一流の商人は、お客さんに商品やサービスの話を延々できるんです。

関係ある話からない話まで延々とできる。

もう好きで好きでしょうがないからね。

相手が買ってくれるかどうかなんて関係ありません。

別に買ってくれなくてもいいんです。

買ってくれなかったら、どうやったら買ってもらえるだろうかってそこから考える。

逆にたくさん売れたときも、こんなにお金取って悪いなとか思わないんです。

ビクビクしないんですね。

だって、いいものだから。

もうこの一点。

たくさん売れたら「だって、いいものだから」。

買ってくれなかったら「いいものなのになぁ」。

売れた売れないに一喜一憂しないんです。

これは販売営業していて分かりましたね。

だからこそ、自分が惚れ込む商売が大切だなと(笑)

基本は、自分のところの商品やサービスについてひたすらしゃべりたいんですよ(笑)

相手のことを思っているからね。

それを感じ取ってお客さんは買ってくれるんです。

商売って、本当に愛情ですよ。

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