愛するとは自立的相互依存を教えること。

親愛なるあなたへ

愛というのは優しさですね。

本当の優しさです。

でも、世の中にある優しさってすごく分かりにくいんです。

ただ優しいのが優しさだと思ってる。

それだと幸せになれないんです。

どうしてこんなこと言うのかというと、「困ってる人を放っておけない人」「他人の痛みが分かる人」「文句言わず陰でコツコツやってる人」、そういう心優しい人に伝えておきたいことがあるのです。

それは、優しさだけでは乗り切れないときがあるということ。

この世には平気で人を利用する人間もいます。

心の優しい人や精神的な話・魂の話が好きな人は、そういう人にも優しさを振りまいてしまうんです。

いいことのように見えますけど、何故か幸せにはなれないんです。

幸せになれないどころか、利用されて不幸のどん底に落とされます。

優しさはそのままでいいんです。

それ以外に学ぶことがある。

それが、自立的相互依存という考え方です。

前にも書きました。

優しい人がいけないんじゃないんです。

本当に優しい人は自立心が育ってる。

それにプラスして、この自立的相互依存を相手に教えてあげなさいっていう神様からのサインなんです。

まずね、「人は支え合ってるんだよ」っていうのがウソなんです。

人は自分で一人でやっていけるようになっています。

自立心を養った上で、お互いに支え合うんです。

分かりやすく言うと、渡り鳥と同じです。

渡り鳥って、V字型で飛ぶんです。

先頭の鳥が頑張ってると上昇気流が起きて、後ろに飛んでる鳥の飛距離が70%伸びるのだそうです。

後ろの鳥はラクしてるのかというとそうではなくて、先頭の鳥をずっと応援しています。

声に出してるかどうかは分からないですよ(笑)

僕たちには分からない方法で応援してます。

それで、先頭の鳥が疲れるとスッと後ろに下がって元気な鳥が前に出ます。

こうやって何千キロっていう海を越えていくんですよ。

先頭の鳥が作り出した上昇気流に乗って、後ろの鳥は応援してって助け合ってるけど、大切なのは、みんな自分の羽で飛んでいるんです。

おんぶされたり引っ張ってもらってる鳥っていないんですよ。

世の中はおんぶされたり引っ張ってもらうのが優しさだと思ってる。

おんぶされ合ったり引っ張り合ったりするのが支え合いだと思ってる。

すると、おんぶされなくなったり引っ張ってもらえなくなると「冷たい」って言うんです。

本当はそうじゃないんです。

それで、このことを教えてあげなければいけない。

だから、おんぶしてもらおうとか引っ張ってもらおうとする人は切り捨てなければなりません。

平気で人を利用する人間も切り捨てなければなりません。

ずっと前にも切り捨てる愛について書きましたけど、すっごく大切なんです。

切り捨てるって言うと冷たいように聞こえますけど、相手に対して毅然とした態度を取りましょうってことなんですね。

世の中の成功者は「切り捨てる」って言葉を嫌うんです。

何故なら愛を優先したいからね。

立派なことを言いたいんです。

だって正論だから。

もちろん愛が大切なんですよ。

でも、心から優しい人って、「毅然としましょう」とか「自分の意見を言いましょう」って言葉では立ち向かえないんです。

何故なら本当に優しいからなんですよ。

相手が弱々しい態度を取るととたんに相手のことを思っちゃう。

でも、人を利用する人間って自分に責任がくるととたんに弱々しくなって、それ以外はずっと相手を恫喝してるかグチグチ悪口言ってるんです。

だから僕はあえて言うんです。

自分が嫌だなと思う人はバッサリ切り捨てるんですよ。

救ってあげようとか思っちゃダメです。

相手は絶対変わらないですからね。

切り捨てると、相手は自分で責任取るしかないから自立的相互依存を学ぶんです。

切り捨てても学ばない人は学ばないんです。

切り捨てられた被害者みたいになって相手を責める。

心優しい人はみんなこれにやられちゃうんです。

だから、相手がどんなに筋通ったこと言っててもかわいそうに見えても、バッサリ切り捨てなきゃダメですよ。

あなたが助けなければいけないのは、自分の羽で飛ぼうとする人なんです。

神様だけはちゃんと分かっています。

あなたが冷酷さで切り捨ててるのか、自立的相互依存で切り捨ててるのかをちゃんと見ています。

だから安心して、自分の人生を歩めば間違いないですよ。

by You