「堂々としていなさい」のワナ。

親愛なるあなたへ

上手くいくコツは堂々としていることです。

どんなに不安でも堂々としていれば堂々とした波動が出る。

それが周りに安心を与えるし、成功も引き寄せます。

成功者はみんなこう言うんですね。

ところがこの記事の筆者はアンチ世間。

いくら成功者の言うことだろうが、自分の目で確かめないと納得いかない。

それで上手くいくこともあるけど、そうじゃないこともある。

「そうじゃないこと」って言う人が少ないと思うのです。

だから言いますね(笑)

会社を9社も見てくるとですね、色んな世界があるのだなと思います。

その中で、「堂々としていなさい」って言われるときに「それは違うだろ」って思ったことがある。

簡単に言うと、「堂々としていなさい」が「いつでも喧嘩腰でいなさい」に変わってしまうところがあるのです。

意地でも動かないことが「堂々としていなさい」になってしまう。

何も進歩させずに態度だけ。

例えば、クレームがあったら改良をするじゃないですか。

ところが改良もなしに、いざとなったらどこかに丸投げすればいい、そういう考えのもとで一歩もゆずらないぞという「態度だけ」が横行する。

すると、自分で責任を取ろうとせずに言い訳だけが上手くなる。

それでも立派に見えるように「堂々とする」のです。

これを繰り返すとどうなるか。

声のでかいやつが勝つ組織ができあがる。

頭ごなしに命令するやつがのさばる組織ができあがる。

外見は強そうだけど、信頼のない内部崩壊した脆弱な組織ができあがる。

これまた不思議なんですけど、そこではそういう人がかっこいいと評価されるのです。

リーダーの資質があるとかって。

すると、みんながそれを目指して染まっていく。

立派なブラック企業のできあがりですよ。

個人的にはオロオロしたことが何度もあります。

オロオロした方がトクだと思ってやるのですよ(笑)

意識だけだと人間は染まってしまうからね。

染まらないためには逆のことをするのが一番効果的。

オロオロするのも、この問題を解決するんだとか、お客さんに迷惑をかけたくないんだっていう、そういう志があっての話です。

これは上手く伝えられないなぁ。

実際にその場で体験しないと。

理屈で言うと、責任取れない問題を押し付けられた上で「堂々としてなきゃいけない」と思うと、人間はそれを回避する方法を考えてしまうのです。

一人でできることってホントに限られているのですよ。

権限や知識もないと余計。

そしたらその中で生きていこうとすると声を大きくするか、他人に責任を押し付けるしかなくなるんです。

自分で責任を取るときに堂々とすればいい。

態度だけデカい集団からは逃げるんですよ。

そういう集団には強烈な劣等感が渦巻いている。

何が本当にかっこいいのかは是非考えてみてくださいね。

by You