親愛なるあなたへ
人の真似をどう思いますか?
日本人って真似を評価しません。
テストでも人の見たらダメだとか。
高度成長期に日本一丸となって真似しまくってきたのに今さらダメってそれはねぇ。
人がやってんだったらオレだってやるぞ。
今の日本には独創性が求められてる。
もしかしたらそれが「真似はダメ」ってことなのかもしれません。
でもね、本当に一部の天才だけなんですよ。
いきなりすごいものを作れるのは。
ほとんどの人は、以前あったものに手を加えて自分オリジナルに仕上げるのです。
新しいものって不思議なんですけど、いきなり新しいものがポンっと出るんじゃないんですよ。
なんか分からないけど、色々真似してたらできてた。
そういうのがほとんどです。
成功者は言いませんけど、とどのつまり結果オーライであるという。
逆に言うとそれくらい真似することって大切なのです。
とにかく最初から独創性など期待しないこと。
分からなけりゃとにかく混ぜる。
混ぜて混ぜて混ぜまくって、何だかよく分からないうちに「あなたらしいですね」って。
そんなもんです。
以前「守・破・離の法則」の話をしましたけど、誰かを真似て、別の人を真似て、また別の人も真似てってやってくると、ああ、自分はこんな感じなんだというのがつかめてくる。
みなさんが真似るのを嫌がるのは自分がなくなると思ってるからですよね。
真似るのは自分を消すことではない。
真似るとは、自分を思い出すようなものである。
法にひっかからない程度にパクってしまいましょう。
by You