メトロノームな歩き方。

親愛なるあなたへ

メトロノームというのがあります。

音楽をやってた人は分かると思うのですが、真ん中にオモリのついた針があって、それが左右に同じだけ振れるしくみになっています。

さらにオモリの位置を変えることで左右に振れるスピードを調整できます。

オモリを下におけば速く、上に置けばゆっくりと。

簡単にいうと、人間の一生というのはこれと同じで、たえず振り子を振っているようなものなのである。

どこが一番いいのかというと、一番真ん中。

これを中庸と言います。

だからできるだけ振れ幅は小さい方がいい。

人生変えるときは振れ幅は大きい方がいいのですが、ある程度分かってきたら今度は抑えた方がトクである。

会社が急に規模を大きくしたり急成長を遂げるとそのひずみがどこかに来るそうなのです。

自分に降りかからなくても家族が病気になったり、知り合いに事故が増えたりと。

だからできるだけ振れ幅は小さい方がいい。

最初の勢いは別にして、本来は何でもゆっくり目の方が上手くいくようです。

この法則を知ってると急に金持ちになったり有名になったりチヤホヤされるのがどれだけ恐ろしいことか・・・

必ず揺り戻しがくる。

オモリを上につけていようものなら忘れた頃にズッシリと同じ振れ幅が。

芸能人でもすごく有名になった後にバッシングが始まるのは、妬み嫉みというよりも、宇宙からするとメトロノーム的なのである。

だから行き過ぎたな、と思ったら抑える方が断然いい。

評価されすぎたら「大した人間ではありませんから」と本気で思った方がいい。

これを知らないで生きるのは、正直危険すぎる。

by You