腸相ダイエット(八の巻)。

親愛なるあなたへ

ダイエットの話を依頼されたのに、なんでこんなに腸の話をウルサク言うのかというと、要は代謝の問題なのです。

太っている人は体の代謝が落ちています。

代謝をよくすれば、食べたものも消費されるのだから太らないと、そういう単純な種明かしである。

代謝というのは人間の細胞で行われます。

細胞が元気なら代謝がいいし、逆に細胞が疲れていたら代謝が進まない。

細胞というのも生き物ですから何もしなくても元気だ、ということはありません。

外から元気を奪う細菌やウイルスが入ってくることもあるし、化学物質や活性酸素にさらされるときもあります。

この外部ストレスがあっても細胞が元気に活動できるのは、細胞を守ってくれるものがあるからです。

このシステムを「免疫」と言います。

生物工学出身の見解からすると骨髄やらリンパやらという話になりますが、大局的な「人間の体」としてみると、免疫システムの70%が実は「腸」にあるのです。

だから腸を守らなければ細胞が常に危険にさらされているのと同じです。

危険な状態なら細胞も安心して脂肪を分解できません。

細胞は全力をあげてダイエットに協力的ですが、その元気が出ないのである。

腸をシッカリ守ると、60兆個の小さな応援団がみんなあなたの味方になってくれます。

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