営業マンは何故売れないことをするのか。

親愛なるあなたへ

不況になって物がなかなか売れない時代。

「ノルマ」が重くのしかかる。

どうしてみんな自分を苦しめるのか。

それはみんな「数」を売ろうとするから。

もちろん経営は「数」だから、数を売る。

でも数を売ろうとすると数売れないことに、なぜ気づかないのか。

なぜ真っ先に相手の幸せを願わないのか。

自分の商品が相手を幸せにするという気持ちで売れば、「数」という概念は先に出てこない。

豊かな、相手の幸せを願う心で売る。

その心は必ず伝わる。

するとそれが売れたとき、「数」が売れたと喜ぶのではなく、「相手が幸せになれた」という何とも言えない幸福にジワ〜っと包まれる。

それが気づいてみると「数」だった。

これが営業や商売というものです。

お客さんは感じています。

「営業」対「お客」という立場で言えば、お客さんは子供のように純粋で透き通った気持ちを持っていますからこちらの考えていることは全てお見通しです。

おそらく営業や商売をしたことがない人、そして営業や商売をやってもこうした気持ちを肌身で味わったことがない人は「きれいごと」で終わらせてしまうのでしょう。

もちろんそれで上手くいって幸せならそれでいいのです。

でもこんな楽しいことを知ってしまうともうやめられません。

今の時代の営業は「自分のことだけを考えろ」と教えています。

どんなに美辞麗句を並べても最終的に教えているのは「自分のことだけを考えろ」。

相手のことを考える行動は批難され、それが「種まき」だという営業の基本さえ捨て去られる。

そうではありません。

営業は相手の幸せを願う仕事です。

ですから、人間的な愛情のない人は営業で幸せになることは不可能だと思います。

by You