親という大信頼。

親愛なるあなたへ

私は「因果」という不思議な言葉を使って世の中の仕組みを伝えたいと思っています。

多くは家庭内の因果、特に「親」を通して自分の因果を解消している、ということなのです。

人はみな劣等感を持っていますが、原因のほとんどは、実は親、育てた人なのです。

私はモラル・ハラスメントという概念なども通し、どうにか分かりやすく説明しようと思っているのですけれども、伝え方がヘタなところもあって、どうしても「親のせいにしている」と取られてしまいます。

ところがそうではないのですね。

因果の世界も含め、自分の人生は自分で責任を取りますが、人が劣等感やコンプレックスを持つ「仕組み」はこうなっているよ、と理解いただけると嬉しいのです。

例えば、当然私にも劣等感があるのですが、意外に「文字がすごいこと」に関しては何とも思わないのです。

私の書く「ナマ字」は以前も記事でご紹介しましたが、抽象性に優れているというか芸術性に秀でているというか、非常に文化勲章がもらえそう、という代物なのですけれども、どんなに周りから言われても「そうなんですよ、よく顔に似合わないって言われます」と返す程度で。

字がヘタなことには劣等感が不思議とないのです。

実は、私の両親は私が小さい頃から字が汚いことに関しては一切何も言いませんでした。

私はそのことに本当に心から感謝しています。

社会で色々あっても、家庭では何も言われない、顔や態度に出さない、そしてそのままを受け入れてくれると人間は「劣等感」を持たない。

「たとえできなくても自分には価値があるのだ」、と思う心の構造をしているのです。

親って、親友以上に、大好きな恋人以上に、尊敬する先生以上に「大信頼」なのですよ。

人間だから色々あります。

私は子育ての経験がありませんから大きなことは言えません。

でも、その信頼を裏切っては本当はいけないのです。

大切なお子さん、どんなものにも代え難い大切なお子さんなのですから、どうかそのことを少しでも分かっていただければ今の何かが変わるのではと、そう思っているのです。

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