親愛なるあなたへ
「子供への最高のプレゼントは、親が自分の好きなことをしている姿を見せることだ」
これは素晴らしいことだと思います。
親が楽しそうにしていると、子供は「人生は楽しむものなんだ」と思います。
ただ、一つ気を付けなければならないのは「親が楽しい姿を見せなければならない」と思うと少し歪んだ形が見えてくる。
一番分かりやすい例が、親御さんは自分の好きなことをやっていて「子供に自分が最後まで頑張る姿を見せたい」というのがあるのですね。
これは何かがおかしい。
楽しいのは自分だけで十分であり、親がやってる内容をどう評価するかは子供が決める。
「なんか楽しそうだな」と子供が自然に思うのであれば、それだけでよろしい。
「楽しめている自分は偉い」というのは何かがおかしいのです。
もっと見分けづらい例では、自分が好きなことやっていて楽しいはずなのに、他の人が楽しんでいると「楽しそうね」「人生楽しんでるわね」と言う人がいる。
それが心からの響きに聞こえないので言われた方は何か心にひっかかりを覚える。
「自分は楽しんでいいけれども、あなたは楽しんではいけない」という心理が働いている。
本当に楽しいなら、他へのアピールや介入をしないものです。
「他の人の幸せや楽しさを心から喜べない」、それはきっと本当に幸せではないのかもしれません。
本当に楽しければ他の人の楽しさを手放しで喜べる。
本当に楽しい人は、人のことをどうのこうの言わないものですよ。
by You