親愛なるあなたへ
自分が何をやりたいのだろうと考えているときに、気を付けなければならないことがあります。
それは、周りの反応です。
自分が「これをやりたい!」と言って周りが反対したときは、まだマシです。
辛いし大変だけれども、逆境をバネにするエネルギーが生まれるからです。
危ないのは、「君にはこれが向いている」と言われたときです。
自分は好きではないけれど、向いている、と言われる場合です。
すると、自分にはそんな才能があるのだからそっちに行こうかな、と思ってしまいます。
僕は前の会社で、人材採用の人に「君は、やるよ」と言われました。
ある課長さんからは「君はうちの会社を変える」と言われました。
すると、自分はこの会社で何かものすごい貢献ができるのでは、と思ってしまいます。
でも、そう言われても、僕の中のモヤモヤは消えないのです。
本人が気付かないまま、自分が本当にしたいことではない方向へ向かってしまうことほどツマラナイ人生はありません。
周りが「これ、向いているよ」と言うのは悪いことではありません。
本人の可能性を引き出すキッカケになるからです。
でも、言われた本人は、必ず自分自身に聞いてみることです。
向いているかいないかではなく、好きか嫌いか、なのです。
向いているよ、と言われたことが、好きな場合もあります。
向いているよ、と言われても、嫌いな場合もあります。
好きか嫌いかであれば、好きな方を取ることです。
好きであれば、才能は勝手についてきます。
他人の期待ではなく、自分がしたいことを、しよう。
by You