話のネタにも賞味期限がある。

親愛なるあなたへ

食材には賞味期限があります。

賞味期限とはおいしくいただける期間のことです。

賞味期限を越えても食べられるけれども、自慢の風味は損なわれてしまいます。

実は、話のネタにも賞味期限があります。

この話はいつかしようと思ってずっととっておいたものが、いつのまにか賞味期限を過ぎていた、ということがあるのです。

僕は、集中するとものすごい勢いで気づきを得られるので書きたい内容がてんこもりです。

以前の記事にも書いたように基本は気づいた順番に書いているのですが、中には面白くて早く書きたい気づきがあるとそれまでのネタをいくつか飛ばして書く場合もあるのです。

記事に書くスピードより気づきのスピードの方が早いので、飛ばして書くと手帳の中には古い気づきが残ってしまいます。

僕はその古い気づきを思い切って捨てました。

気づきの賞味期限が切れたな、と思ったからです。

気づいたときはその内容を書きたいボルテージが高かったのに、しばらくすると色褪せて見えるのです。

気づきが浅かったということではありません。

それを記事にするには時間が立ち過ぎた、ということです。

ですから、そういうものは、できるだけ早く手放した方が、いい。

そのまま放っておくと、せっかくの気づきも腐ってしまうのです。

冷蔵庫の食材の半分は生ごみです。

もったいないからととっておくと、いつの間にか腐ってしまって大変なのです。

もちろん長期保存可能なネタというものあります。

ワインと一緒で、寝かせれば寝かせるほど芳醇な香りがするネタです。

そういうものは選別していけばいいのです。

基本は古くなったものを捨てることです。

もったいないな、と思うことはありません。

必要であれば、必ずもう一度、発掘されます。

自分の持っている情報の賞味期限を調べてみることです。

調べるには、味見してみればいいですね。

p.s.
自分の味覚で判断が難しいときは、友人の舌も借りよう。

by You