親愛なるあなたへ
サービスをするとは相手の言いなりになることではありません。
サービスマンはお客様の奴隷ではないからです。
「オレは客だぞ」とふんぞり返っている人は、サービスマンは何でも言うことを聞くしもべだと勘違いしているのです。
相手の注文やクレームを聞くのが苦手だからサービス業は無理、という人もサービスを勘違いしています。
サービスというのはコミュニケーションです。
サービスマンという立場、お客様という立場がそれぞれあって、そこでキャッチボールをしているのです。
そのボールが料理であったり、旅行プランであったり、エステであったりするのです。
ですから、そこにはマナーがあります。
サービスマンとしてのマナー、そしてお客様としてのマナーがそれぞれあるのです。
マナーのなっていない客がサービスマンに嫌われたとき、「オレは客なのになんでこんな待遇なんだ」と怒っている人はサービスというものを知らない人なのです。
一流のサービスマンが背筋をピンと伸ばして堂々としているのに決して威張って見えないのは、サービスがコミュニケーションであることを知っているからです。
そういう人には、エスコートされたくなります。
どちらか一方でもマナーを怠れば、気持ちよくありません。
気持ちいいサービスが受けられなかった、提供できなかったときは、自分の立場のマナーを振り返ってみることです。
ぴったりと息のあったサービスは、本当に、快感です。
by You