親愛なるあなたへ
人間が怖いと思うのは、その実体が分からないからです。
実際に直面してしまえば後は解決するしかありませんから、怖いという感情が消えます。
事故にあったり病気になるのが怖いのも、同じです。
事故のその後や病名をいくら知識として知っていても、自分がどうなるのか、という実感が分からないから、不安になるのです。
恐怖は、事実そのものではなくて、事実が分からないところから生まれてくるのです。
ですから、事実・実感さえ知ってしまえば、後は怖くなくなります。
僕は自分一人だけで生きていくのが怖かった。
でも、なぜ怖いのかが分からなかったのです。
一人でいるのは、好きなのです。
群れているよりは、一人の時間を圧倒的に大切にします。
「仲間はずれ」を全く気にしません。
でも、一人で生きていくのが不安なのです。
僕が一人で生きていくのが不安なのは、学びが止まってしまうからでした。
自分一人だけで直進していくのはエゴだと気づくことができたからです。
学びが得られ続ければ、僕は一人で歩き続けることができます。
人間は人間同士で影響を及ぼし合って進化していく生き物だから、一人で生きていくことはできないのです。
怖いときは、なぜ怖いのかを、考えてみよう。
by You