キレイにする動きが、運を上げる。

親愛なるあなたへ

僕は片付けフェチです。

キレイに整っているところが好きです。

でも、潔癖症とはちょっと違います。

キレイな部屋を汚されても全然平気です。

汚されたほうが、ワクワクしてきます。

キレイにする動きそのものが好きなのです。

キレイにしたときの心地良さがクセになります。

部屋に案内すると皆んな遠慮してキレイに使ってくれますが、本当は汚してほしいのです。

キレイなところをバタバタにされてそのまま帰ってもらうと、いいサービスができたなと思うのです。

バタバタにしてケロッとして帰るのは、僕を信頼して安心している証拠だからです。

昔からそうでした。

学生時代に一人暮らしに憧れていましたが、一人暮らしをして友達が来たらそういうおもてなしをしたいといつも思ってきました。

先日両親が遊びに来てくれましたが、そのときに僕の部屋で気づいたら寝ている姿を見たとき、嬉しいなと思いました。

僕でも部屋がボロボロのときがあります。

でも、これからキレイにするぞ、と思うと元気になるのです。

ホテルのレストランでは「ランナー」という配膳業務をしています。

下げ物の仕事では、使用済みの食器を洗い場でさばくという作業があります。

洗い場にみんなポンポン置いていきますが、それを全て処理して台の上を常にピカピカにしておくのが得意です。

僕が続けていると、みんながマネし始めました。

やっぱり誰でも運のいい方がいいな、と思うのです。

運気は、動きの中にあります。

キレイにする動きの中にいい運が存在するのです。

ゴミ処理、汚水処理の仕事をしている人は、究極の浄化人です。

微生物は、知らない間に全てを分解してくれます。

マイナスをプラスに向けるエネルギーは、僕たちが普段気づかない小さな動きの中に存在しているのです。

by You