親愛なるあなたへ
自信を持つには自分の底力を確認することです。
「火事場の馬鹿力」は存在するのです。
底力は恵まれているときにはなかなか分からない。
どうしようもなくなって一番根っこから出てくるから「底力」と呼ばれるのです。
リスクを取ることは大切です。
もっと大切なのは、リスクにリスクを重ねることです。
リスクにリスクを重ねると、余裕を生む力がつきます。
ゼロから余裕を生もうとする力に気づくのです。
経済的な豊かさというのは全ての豊かさの条件の一つです。
お金がない生活を送ると全てに余裕がなくなってきます。
圧倒的に余裕がなくなってくるのです。
その圧倒的に余裕がない中で、チャレンジしてみるのです。
僕は自転車操業をしながらヒーコラ言っている中で組織に挑戦状を「はい、どーぞ」と配りまくりましたけれど、これがなかなかいい経験でした。
集中砲火の嵐でしたし、何度もクビになりかけました。
でも、そのおかげで自分の底力に出会うことができたのです。
ほどほどの生活をしていると人間は結構戦えます。
結構戦えるのだけれども、戦おうとしなくなってしまうのです。
ずいぶん前に廃用性萎縮の話を書きましたけれども、それと同じです。
使わないとだんだん退化してしまいます。
トレーニングジムではこんな会話があるのだそうです。
トレーナー:「バーベルが上がらなくなったら呼んでください」
あなた:「これ以上は無理です」
トレーナー:「分かりました。あと5回上げてください」
あなた:「無理だから呼んだんですけど」
トレーナー:「ですから、あと5回です」
負荷をかけることで人は力をつけていきます。
負荷というと辛い思いをワザワザするのかと思いがちですが、そうではありません。
負荷をかけるのは、ちょっとしたテストです。
自分にはこんなことができるんだ、という確認作業なのです。
夢を叶える前のひとチェックだと思えば、逆風も荒波も乗り越えていけるのです。
by You