大きく、大きく、考えよう。

親愛なるあなたへ

大人はみんなストレスと戦っています。

大人だけでなくて、本当はみんな心のモヤモヤと戦っているのです。

どうやったら心のモヤモヤがとれるかを探しています。

探しているうちに、悩みが悩みを呼んでワケがわからなくなってきます。

迷宮入りすると自分には解決できない代物だと思うようになります。

「人生こんなもんだよ」「なるようにしかならない」と諦めてはいけません。

心のモヤモヤができるのには理由があります。

その原理さえ知ってしまえばいいのです。

難しいことではありません。

心のモヤモヤができるのは、目の前のことを見ているからです。

目の前で起きていることをジッと見ているからです。

目の前のことに集中するのは大切なことですけれども、振り回されてはいけません。

物事は大きく捉えると楽になります。

今いるところをグーっと引き画で撮ってみます。

すると、自分のいる場所がよく見えてきます。

本質がよく見えてきます。

現実から目をそらしているとよく言われますけれども、そうではないのです。

観察しているのです。

これを、客観的に見ると言います。

本気で客観的に見てみると、普通の概念は通用しなくなってきます。

僕たちは生まれてから死ぬまでが人生だと思っています。

それが、普通の考え方です。

でも、本当に客観的に見るとそうではないことが分かります。

今回の人生が全体の一部だと分かるようになります。

無限の広がりの一部だと分かるようになります。

これに気づけば、しめたものです。

悩みは、今回限りという限定感から生まれます。

限定感から解放されれば、悩みはなくなります。

人生は、本当は食べ放題バイキングのようなものです。

料理が一回運ばれて来たら終わり、ではありません。

何回でもごちそうを取りに行っていいのです。

取りに行っていいのに「え、そんなのありなの?」と遠慮しているに過ぎません。

僕たちは今、ワンセットの料理をそろえてテーブルで食事をしています。

一生をかけてそのワンセットを平らげていきます。

食べるとみるみる料理は減っていきますけれども、それで終わりではないのです。

また取りに行くことができるのです。

心配することはありません。

自分が食べ放題の中にいることが分かれば、悩みはなくなるのです。

by You