親愛なるあなたへ
就職すると雇われる側になります。
雇う側は雇われる側に対する社会的な責任があります。
その人の生活があるからね。
でもね、あんまり雇われる側に固執すると視野が狭くなってしまう。
雇われる側に固執すると、もらえるのが当たり前だと思うようになる。
サラリーマンはもらうことばかりを考えます。
給料が少ないだの福利厚生が悪いだの。
でも「自分が生活できるのは雇ってもらっているおかげだ」、この精神が足りないように思う。
いつだったか、独立したいって話をある人にしたことがあるのですよ。
普通のサラリーマンにね。
そしたら「社員に対する責任を考えろよ」って言っていました。
何だか立派なこと言ってるように見えますけど、これがもらうことばかりを考えている人の思考パターンです。
会社があるのは自分たちが働いてやっているおかげだ。
そう考えています。
別にその考え方でもいいのです。
でも、それだと幸せにはなれないのですね。
前に托鉢の話を書いたと思いますけど、貧乏人はもらうことばかりを考えます。
自分から恵むことを考えない。
金銭的にではなくて、心が貧しいから恵むことを考えられないのです。
要求しちゃいけないのではない。
理不尽なことにはきちんと筋を通す。
それともう一つ、自分が社長だったらどうだろうと考える。
すると、自分の中で働くという概念が一つ昇華する。
今は貧乏なフリーターが言ってるのですから、これは間違いないと思うのですね。
by You