親愛なるあなたへ
掃除を一生懸命する、人に親切にする。
普通は、「あの人が一生懸命だから自分も頑張ろうかな」と思う。
ところが全員がそう思うわけではないのですね。
中には、「アイツのせいで自分もやらなくてはいけない、嫌だなぁ」と思う人もいるのです。
だからその人が頑張るのを必死で阻止しようとする。
頑張ってる人には誰でも経験があることだと思います。
もちろん、やってる本人は立派かどうかで判断してないのですよ。
人様のためにとか、より発展するにはとか、向上心を持ってやっている。
でも、劣等感の強い人間は周りで立派な行動をされると、自分が立派じゃないように感じてしまうのです。
そんなとき、「周りと折り合いをつけることができないだろうか?」、そんなことを考えます。
周りがそう思うのは、その人が立派だから中傷する。
ということは立派じゃなければいい。
もっと言うと、相手より自分が下だと言えばいい。
そういう心でやればいいということが分かります。
「自分は欲でやっている、だから必死なんです」
これで周りは必ず納得してくれます。
たとえばお客様のために掃除を一生懸命やってても、「掃除しないと運が悪くなるんです、私、努力嫌いですから」って言えば、相手はそうなんだと思う。
口で言わなくてもそういう雰囲気でやれば、何故か伝わる。
「そうか、自分の欲のためにやってるんだ、別に大したことないんだな」「それだったら自分もやってみようかな」と思う。
人間とはそういう生き物のようである。
素晴らしいことにもちょっとしたジョークが混じると上手くいくのだと、こういう気がします。
by You