親愛なるあなたへ
物事はシンプルに考える、というのが私の持論です。
ところが、世の中には複雑なものもあります。
複雑なことは二種類あって、複雑で役に立つことと役に立たないことが混ざっています。
シンプルにこだわる、というのは複雑なものを否定するのではなくて、複雑なものを簡単に考えようよということである。
ケータイ屋さんとしては複雑なスマホのプランやシステムがすべて役立つために必要なのが分かるのですが、お客さんからすると何でこんな分かりにくいのか、ということになります。
今ちょっとかじってる複式簿記なんかを例にとれば、こづかい帳みたいにつければ分かりやすくていいじゃない、ということになります。
でも、どちらも必要だからなのですね。
通信サービスはあらゆる要素があるからそこにお客さんが得になるようなプランを盛り込もうとするとどうしてもややこしくなる。
複式簿記も、家計簿なら自分が分かればそれでいいけど企業同士の情報交換としては誰が見ても分かる一定のルールを決めなければならない。
いずれにせよ、非常に便利なのです。
便利だから複雑にもなる。
それに抵抗があるときは入り口をシンプルに考えればいいと思います。
難しく見えても、とりあえず意味が分からなくてもやってみる。
なぜなら便利だから。
するとちょっとハードルが低くなります。
by You