くやしいけれども。

親愛なるあなたへ

お店を作る際、どんな風にしたらお客さんが来てくれるだろうと考える。

私も現在携帯屋の端くれですから、それが上司に通るか会社が認めてくれるかは別にして、どうやったらお客さんが来てくれるだろうかと考える。

そこでの一案で、小林正観さんがおっしゃられた言葉が心によくしみるのです。

それが「くやしいけれども通ってしまうお店」。

たとえば私は好きなラーメン屋によく行きます。

そこのラーメン屋は正直オヤジの感じはイマイチ、店全体としても本来は生理的に受け付けない。

でも、旨いから通ってしまう。

くやしいけれども、クセになる旨さからは逃れられない。

それくらい研究しつくされた味である。

こういうことなのでしょう。

今は味という、比較的わかりやすいバロメーターでしたけど、これをいろんなところに応用する。

すると、どんなにダメ出しをしている人でも「くやしいけれど、あそこにお世話になるしかないな」と、こういう風になっているのではないでしょうか。

by You