親愛なるあなたへ
物事は失敗からしか学ぶことができない、と言いますね。
それは本当だと思うのです。
私も昔頭でっかちな人間でしたから頭で考えてできそう、できなさそうと判断していたのですが、実際やってみると違ったりすることがほとんどでした。
だからどんどん挑戦して失敗してみましょう、ということです。
今回はそれと反対になってしまうかもしれませんが、実は学んでしまえば失敗する必要はないのですね。
失敗は学ぶためにある。
苦労したり辛い思いをするためにあるのではありません。
神様も望んではいない。
分かったのであればあえて失敗する必要はありません。
失敗を幾度も経験すると、今度は本を読んだだけで、話を聞いただけで、アドバイスを受けただけでその「失敗の感覚」が分かるようになってきます。
不思議なものなのですけれども。
全ての物事は経験しないと分からない、と言いますが、これも過去に書いたことがあるかもしれませんが、人間は経験しなくても分かることってあるのです。
経験していないのに、感覚的に「あ、そうか」と分かってしまう。
普通の頭で理解するのとの違いは、パソコンに新しいソフトをインストールされた、というかんじ。
もちろん実際失敗しないと分からないこともたくさんあるのですよ。
けれども、少ないながらでもその感覚で分かるようになったら、それは失敗の恐怖を勇気で乗り越えてきた人。
大人として、人間として一人前の人、です。
by You