無意識に望んでいること。

親愛なるあなたへ

「こんなのは望んだことではない!」と多くの人が思うと思うのですが、人間とは不思議なもので、無意識に望んでいることもあるよう。

個人的な例で言えば、貧乏なんて絶対嫌だと思うかもしれませんが、そういえば小さい頃、貧乏な生活を経験してみたい、その世界の人の心を味わってみたい、と思っていたように思います。

自由業なのでまとまった休みもたまにあるので、心静かに一人物思いにふけっているとそんなことを思い出すことがあります。

今の私は貧乏なんか絶対嫌ですが、それでも不思議とそれを望んでいた自分も知っている。

普通のサラリーマンで普通の生活をし、社会常識の通りに生きていたらそういう潜在意識的な記憶は掘り起こされなかったでしょう。

煩悩の世界で生きていてもそういう現象があるのですから、我々の魂が望んでいることはもっと深い理由があってのことだと思います。

だから色んなことが起こっても、全て魂が学びたがっていることだと思えば、人間の頭や感情では分からなくても安心していて大丈夫じゃないかなと思うんです。

by You