融通無碍と素直な心。

親愛なるあなたへ

融通無碍とは「何にもとらわれることなく自由なものの見方ができる様」ということですが、これはちょうど事なかれ主義と自分勝手の中庸に位置するところだから、おそらく難しいのでしょう。

「五条の橋のうえで、弁慶が長刀を振り下ろすと、牛若丸はヒラリヒラリと身をかわしつつ、スキを見つけてピシャリと一撃、見事に降参させた。 この牛若丸の身のこなしのようなものだ」と言うとも。

我々は常識を守りつつ常に安全運転をしているように見えます。

しかし安全が果たしてすべての方法論なのか。

自分の考え方に固執せず、かといって周りにも流されず、それこそ「何にもとらわれない」というのがまさに至高の表現でしょう。

松下幸之助さんおっしゃるように、「目の前に石がある。乗り越えてもいいし回り道をしてもいい。自分の気分にとらわれずに」「真の融通無碍、つまり真に『素直の心』を学ぶとは一生涯を捧げる価値のあるものである」

素直な心を少しでも見失わない大人でいよう、と思っています。

by You