透き通った心。

親愛なるあなたへ

松下幸之助さんが言う「真の融通無碍」。

それはどんなものにも縛られない自分自身にも固執しない見方ができること。

そうそう簡単にできることではない。

それを松下幸之助さんは「素直」と表現する。

「素直な心」。

素直とはおそらくなんでも言うことを聞くことではないに違いない。

透き通った心で物事を見る。

我々の目は普段日常のあらゆることで塞がれているから限りなく難しいかもしれない。

それでも、綺麗なもの、美しいもの、感動するもの、そういうものに触れるとフッと心が透き通る感覚が一時だけでも分かるときがある。

自分を素直に反省できる。

違うものは違うと跳ねつけられる。

頑として動かなかったものが受容の大らかさへ。

透き通っているとなんでも受け入れる、のではなくて、不思議とそういったあらゆる力学に転換される。

そんな透き通った力が、神の神通力のような不思議な力が「感動」という人間の心の動きにはあるようなのです。

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