エモーショナルな街。

親愛なるあなたへ

大阪というのは一言で言えば「エモーショナル参加型都市」と言うことができます。

エモーショナル、すなわち感情的な参加が絶対条件となる。

他県から大阪に来ると分かると思いますが、常に「見られている」という視線を感じると思います。

話にオチを求める(実際の生活ではそんなことはありません。ただ、大阪で慣れてくると自然に「面白い話をしたくなり」ます)、あるいはケンカっ早い、というのもお互いの「エモーショナルな参加」を要求しているわけです。

ということで、東京はどちらかというと我関せず的なところがありますけれども、ただ関東出身の筆者としてはあの「自由な空気」の方が好きな部分はあります。

大阪から東京を見ると冷たい、と言われるのはエモーショナルな参加がないだけであって、決してそんなことはなかろうかと。

大阪は人情で、みたいなこともありますけれども、これもそんなことはなくて冷たい人は冷たいし、優しい人は優しいのです。

冷たい、優しい、カッコつけてる、下品だ、みたいな一般感情で訴えかける視点を離れてもう一つ、社会人類学、ではないのですけれども、理論的にその地域性を分析するとこのような表現になるでしょうか。

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