分業化された街。

親愛なるあなたへ

京都の北、「海の京都」と呼ばれるエリアに舞鶴市があります。

舞鶴は東舞鶴と西舞鶴に別れ、街と街の間が山で隔てられているのですが、これを循環バスがぐるぐる回っているという面白いシステムになっています。

東西に分かれると(ましてや地理的要因の隔離となると)普通は独立したようになってしまいますが、これをきちんと結び付けている、という構造に非常にインパクトを受けました。

舞鶴は海軍の街、西舞鶴は商業の街。

もともと西舞鶴が先にあって、戦争で軍隊が作ったのが東舞鶴なのだそうです。

地元の方にお伺いすると西舞鶴の方は西舞鶴で、東舞鶴の方は東舞鶴で用事を済ませてしまうようですが、きちんとそれを結び付ける交通網が整備されているところを見ると、分業化されながらもそれぞれが機能を支え合っているところにこの町の独自性を感じました。

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