キツい仕事の価値。

親愛なるあなたへ

重労働は、いわゆるブルーカラーと呼ばれる職業は賃金が低いと言われる。

それは、「交換可能な人間が多いから」という理由に基づいています。

市場原理が働き、価格が下がる。

ところがシステムやコンピューターで代替可能なことは徐々に置き換わっていき、キツい仕事も機械がしてくれるようになる。

そうすると低い賃金どころか、仕事そのものがなくなってしまうじゃないか、と思う。

でもいくら機械が発達しても人間でないとできないキツい仕事は存在します。

すると機械に置き換わる仕事などしてられない、と危機感から他の仕事に転換する人が多く出てきたときに、みんなが重労働から解放されたそちらの人間が増えてくると、今度はそのキツい少数のパイをやりたがる人間の数は少なくなってくるので市場原理で価値と賃金が上がる。

賃金その他の社会的な指標としての価値とは、あくまで市場原理の話であってホワイトカラー、ブルーカラーという人間が勝手につけた優越性の有無とは全く関係のないものです。

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