親愛なるあなたへ
健康にハマって色々な本を読んでいますと、自分の仕事柄もあって人間の中で起こっている「化学反応」に興味を持つわけであります。
人の中で起こっている化学反応、これを一般に「代謝」と呼びますがこの代謝を学ぶ学問を「生化学」といいます。
大学時代に「ああ、そんなことやったな」と思うくらい、地味で退屈で無茶苦茶膨大な知識と理論の詰め合わせなのでありますが、健康を気にしてかれこれ、意外にこれが面白い、と思う自分に驚く昨今。
健康というのは基本的に食事で出来上がっている(「魂」や「因果」というアプローチとは別のもう一つの物理的な側面)ので、何を食べたらよいか、というのは人間のメカニズムを明らかにした学問を念頭に考えると大方正しいのではと。
それプラス経験を通じて、自分なりにアレンジを加える。
生物というのは本当に多様性があり、共通の理論で通じないところもあるから、そこは「修正」を加えていく。
ただ最初は「理論に立つ」ことはすごく役立つと思います。
健康になるために何を食べたらいいか、というのを考えるときに大切なポイント。
生化学、という難解な学問を学ぶ必要はなくても、これさえ覚えておけばいいというポイント。
それは、「食べたものがそのままの形で体に現れるわけではない」ということ。
有名な話が「コラーゲン」。
コラーゲンはタンパク質なので、そのまま食べてもアミノ酸に分解されて終わり。
コラーゲンのプルプルとした感触がそのままお肌に現れるわけではないのですね。
もちろん、コラーゲンの接種がお肌に影響を与える「個人差の多様性」があるとすれば、おそらく代謝の段階で何か別の形で影響していることでしょう。
なので、ちまたにあふれる「怪しい情報」を見抜く一番の方法が、果たしてそれは代謝後本当にそうなるのかということだけを気にしておけばいいかと、そのように学ばせていただきました。
p.s.
非常にいい本を見つけましたのでご紹介します。
「医者が教える食事術2・実践バイブル」(著:牧田善二)
by You