現象のために改良する人。

親愛なるあなたへ

ビジネスにおいても人においても、基本的に私が信じる基準は「現象のために改良している」人。

結果が出ているのはもちろん「現象を優先して改良しているか」というのを常に見ます。

たとえば占いの世界もそうですね。

先日、横浜で占いをされている気学の世界では有名という竹下宏先生をご紹介させていただきましたけれども、現代に合うよう、実際に起きている現象に合うように改良に改良を重ねておられるため非常に信用がおける人だな、と感じました。

たとえば方位学には九星気学奇門遁甲(きもんとんこう)という大きく二つありますが、私は奇門遁甲は全く分からないのですが、ある奇門遁甲の先生曰く「気学は信じるな」。

少し調べると、確かに九星気学奇門遁甲の一部だけをメインに用いており、確立したのも明治時代の日本という非常に新しい学問とのことなのですが(もちろんいきなりできたわけではなくて、一部を取り出して簡潔にまとめてある、ということで、陰陽五行に始まるその源流を遡ればはるか中国何千年の歴史を持つということに間違いはありません)、たとえ「理論」はそうであったとしても、竹下先生は結果を出していらっしゃいます。

そして、現代の現象に合うように改良を重ねていらっしゃる。

「気の流れ」「磁場の流れ」に人間の生体がマッチする方法を模索するのを「方位学」と呼ぶのだとすると、中国何千年の歴史があって、それを忠実に守ってきた理論が別にあるのだとしても、昔の移動手段が自分の足と馬しかいない時代とジェット機でバンバン飛ぶような今との「気の流れ」は確実に違うように思う。

平均行動半径が数キロのときと、現代のように数十キロのときは、確実にその影響は違うと思う。

なので、奇門遁甲ほど難しい理論でなくとも、一部を引っ張り出してきて簡単にまとめた非常に新しい理論だとしても、結果が出ていることからそれは必ずあると思います。

竹下先生のお仕事への姿勢が信頼できるのももちろんありますが、私が10年以上前に気学に出会って実践してきて体感していることも非常に大きいと思います。

現在予備校で化学を教え、自身も大学・大学院にて単位を落とした量子力学にまで再び片足を突っ込んでしまった筆者としては、科学的に考えても竹下先生のおっしゃっていること、そして結果を出していること、非常に理に適っていると思います。

目に見えない、数式で表せない分野であるけれども、結果や現象に基づいて理論づけを行うというのは我々理系出の人間が是非学ぶべきもの。

科学や占い含め、どんな分野においても多くの「理屈家」は「理論が最初にある」と思っている。

私は学生さんによく言います。

「理論が先にあるのじゃないのですよ。自然現象、あくまで「現象」が先にあるのであって、それを矛盾なく説明しようとしているのが科学です。」

現象が先にある。

それを否定してはいけない。

「古来何千年より伝わる理論に合致してないと」ということに固執するとモノが見えなくなる。

占いの最終目的である、相手を幸せにするという現象を生み出せなくなる。

もちろんその理論を守らなくてはいけない分野、特に占いではあると思います。

ただ、方位という明らかに周辺環境の気が関わってくる学問についてはこれは確実に「改良がいる分野」。

改良がいる分野で、実直に改良を続ける人を私は信頼します。

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