親愛なるあなたへ
8月15日。
毎年やってくるこの日は静かで波風一つたたない凪の海、それも穏やかとはいわぬ「静寂」という表現がぴったりの厳粛なる気持ちになります。
この気持ちが日本人の心のよりどころのようにさえ思います。
敗戦という、当時の日本人にとっては耐え難い苦難を強いられた歴史は重く受け止めながらも、この日があってこその現代の我々のアイデンティティがある。
世界に目を向けてみれば、例えば現在反政府組織による侵攻で大統領が隣国へ避難するなどアフガニスタンは大変な様相でありますけれども、そういった国々がある中で、この日にこそ屈指の民度を誇る日本人としての誇りを私たちはもっと持っていいと、このように自覚するのです。
by You