親愛なるあなたへ
勇気の二部作、名著「幸せになる勇気」で語られている「存在としての価値」。
これは人生の究極目標であり自己価値観の到達点でありますから至難の技であるのは百も承知の上で。
しかし本人が気づかないだけで、誰も何も言わないけれども「周りが知っている」ことは多々あるのではと。
同じ記事を一度書いたことがあるのですけれども。
世の中全ての学生さんはその程度の差こそあれ、身を切るような悶えるような悩みを抱えているものです。
それが思春期であると。
自分には価値がないのではないか、なぜ生きているのか。
ところが、ここにいる一介の予備校の講師を気取っている人間に常に勇気と生きる希望を与えてくれているのを知っている人は果たしてどのくらいるか。
街中を闊歩する生徒さんを見かけるたびに「ああ、この人たちの力になろう」「貢献しよう」。
そうやって生きるエネルギーを、あなた方の存在が、一人の人間に生きる希望と勇気と人生の幸せを届けてくれていることを、いつも伝えたいのです。
もちろん相性もあるとは思いますが(笑)、街ゆくその存在、「存在に価値がある」とはこういうことなんだと、観察する側からはいつも分かる。
だからきっと「その何か」が我々にもあると、そう思うのですね。
by You