親愛なるあなたへ
「テレワークの実施率が急落した」という記事を拝見しました。
記事の内容自体は是非について触れておらずデータのみの記載なのですが、「タイトルイメージ」では「日本の保守性からデジタル化にブレーキがかかる」のように読み取られる可能性もありましょう。
ところが、そうではないと思うのです。
デジタル化にブレーキがかかったのではなく「対面とオンラインのちょうど中庸を走り始めた」。
この3年間、我々はコロナと付き合ってきてそこで対面とオンラインの「バランス」を上手く学んだように思うのです。
なので、テレワーク実施率がちょうど落ち着くときがおそらく「解脱」。
人間は(企業も)一度「ラクだ」「美味しい」と知ってしまったものは絶対手放さないという強欲な性質があり(笑)、それでもテレワーク実施率が下がるのは、それらを全て考慮した上での何らかの理由があるに違いありません。
コロナ前、オンラインという世界をほとんどが実施していなかったときの「対面を主張する世論」と、オンラインという道具を使いこなした現在の「対面を主張する世論」は全くの別物なのです。
なので今後はテレワークの実施率に一喜一憂する必要などないのですね。
各企業・個人ともこの3年間で培った経験を元に「ラクで美味しかったら」やる、「そうでなければ」やらない、の波が適切な割合を持って続いていくだけだと、これは確かなことなんじゃないかと思うのですね。
p.s.
学校教育のデジタル化やAI開発などこれから「熱を入れて」取り組むところもあり、それらはまだまだ中庸の域には達しないと思うのですが、それでも革命のためには必要なエネルギーと過程であります。
いつかこれらにも「解脱の時」が訪れ、人類とデジタル媒体が上手く共存できる社会が生まれますように..
by You