迷惑をかけながら、自由に生きるのです。

親愛なるあなたへ

迷惑は、必ずかかるものです。

人間は、他人に迷惑をかけずに生きることはできません。

どんな人間も、周りに迷惑をかけながら生きているのです。

でも、迷惑をかけることは、自由に生きることを制限するものではありません。

「周りに迷惑をかけてはいけません」という教えは、人間は迷惑をかけて生きていく生き物だ、ということを教えるための格言なのです。

「迷惑をかけてはいけない」という教えの本質を知らずに、その言葉を押し付ける教育はダメです。

相手の成長を止めてしまいます。

教えが、凶器になってしまうのです。

教育者が本質を分かっていないと、教えられる相手は「迷惑をかけてはいけない」イコール「好きなように生きてはいけない」と捉えてしまいます。

あえて迷惑をかけなさい、ということではありません。

周りに迷惑がかからないのであれば、これほど好ましいことはありません。

迷惑を許容してくれている環境に感謝して好きなように生きなさい、というのが一番大切な伝え方です。

その時代で迷惑行為であっても、そこから革新的な文化が生まれてきた歴史を考えると、「迷惑」は完全に排除すべきものではないことが、分かりますね。

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