親愛なるあなたへ
職場のホテルで10歳年下の女性に運気の話をしました。
「教祖様かと思った」と言われました。
思わず笑ってしまいました。
「どうして?」と聞くと、「悟りを開いていそうだから」と言っていました。
製薬会社に勤めていたとき、10歳年上の先輩に「君は教祖になれる」と言われたことがあります。
僕は、人よりは少し深い精神世界を見てきました。
でも、悟ってなどいないのです。
本気で悟ろうとすると、悟れないことが分かるからです。
悟りを開いた偉人たちは「悟った」と思っていないのです。
「悟った」と思った時点で、悟りは遠のいていきます。
悟りは簡単に開けるものではないし、簡単に悟ったと思ってはいけないのです。
僕は全てを知ろうという欲望から手を引いていますが、それは悟りに対して謙虚な気持ちを忘れないためです。
悟りに対して謙虚になる人が、人生を本当に楽しむことができるようになるのです。
by You